「学有林作業」行われる
「お茶摘み」の翌日、5月22日には、50年以上も続いている伝統的な活動「学有林作業」が行われました。
昭和32年から続くこの「学有林作業」は、先輩方や地域の方々の「遠山中学校」によせる温かく大きな期待を感じるものです。
今年度も、全校生徒33人と職員、そしてPTA役員、3年生の保護者、PTA学有林部員、学有林常任委員、長野県林務課の指導員の方々のご協力によって行われました。
午前中は、南信濃八重河内小嵐地籍にある「学有林」に行き、「間伐作業」を行いまし
た。PTAの学有林部員でもある森林組合に勤める二人のお父さんにまず、ヒノキを1本ずつチェーンソーで伐採してもらいました。倒す方向をしっかりと決め、そこに正確に倒していく技術とその姿に思わず拍手も出ました。3本目は、あえて枝が隣の木にひっかかり素直には倒れない木を選び、チルホールという道具を使って倒す方法も紹介してもらいました。設置したチルホールを引くのは男子生徒5人で、交代しながら行いました。ワイヤーに引っ張られながら枝をミシミシさせて少しずつ倒れていく様子は、先に見た2本の伐採とは少し違い、いろいろな方法があることを改めて教えてもらいました。
倒した3本の木をそれぞれの学年が1本ずつ分担し、「枝打ち」と「玉切り」を行いました。各自が用意してきたのこぎりで枝を切っていきます。この「枝打ち」はそれほど大変ではなく、15分程度でほぼ打ち払われました。その後は、「玉切り」です。根本の部分では、直径40センチ程の木をのこぎりで切るのは、本当に大変でした。男子は、交代で必死になって切りました。女子も半分より上のやや細い部分を交代で切りました。約1時間程かかって3本のヒノキは、12本の短い丸太に切られ、トラックに積まれました。
午後は、学校に戻り、「木工作業」を行いました。今年は、ブッポウソウの繁殖活動を進めている3年生の取り組みを全校で協力してい
こうということで「巣箱作り」を行いました。今年の4月に前もって伐採し、技術科の先生によってある程度準備された杉材を、のこぎりを使って切り、釘で打ち付け、巣箱を一人一個ずつ作っていきました。さすがに3年生は経験があるので、どんどん作っていき、1、2年生に教えたり手伝ったりしている姿も見られました。約1時間半の作業ですべて完成とまではいきませんでしたが、巣箱があと少しで出来上がる状態までできました。翌週の技術などの時間で続きの製作をし、完成する予定です。
好天に恵まれ、すばらしい体験をし、伝統の重さを感じた「学有林作業」でした。









